近年、合成繊維の発展に伴って、その特性を生かした合成樹脂網も普及してきています。軽くて操作・加工性が良く、電気絶縁性を有すること、また耐蝕性に富みろ水効率が良い(親水性が少ないため)こと等が、この網の特性です。しかし耐熱性に欠け、機械的強度が弱いため、なお織網の分野では用途が限られています。代表的なものとしては、ナイロン、ポリエステル、テトロン等があります。
右写真のように、ねじり合わせて六角形に編んだ金網で、形状が亀の甲羅に似ているところからこの名前がついています。比較的細い線を使用するわりに、網目が大きくコスト的には割安となります。使用材料としては、なまし鉄線、亜鉛メッキ鉄線、ビニール被膜線が標準材料ですが、耐海水(漁業用)としてモネル線、ステンレス線等もあります。
亀甲金網JIS規格表(G3554)
呼称網目(mm) | 10 | 13 | 16 | 20 | 26 | 33 | 40 | 52 | |
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ピッチの寸法(mm) | 10.9 | 13.8 | 16.9 | 21.0 | 27.7 | 33.9 | 40.6 | 55.2 | |
ピッチの寸法許容差(mm) | +1.0 -3.0 | +1.0 -3.0 | +1.0 -3.0 | +1.5 -5.0 | +1.5 -5.0 | +2.0 -7.0 | +2.0 -7.0 | +3.0 -7.0 | |
305mm間ピッチの 平均値の寸法許容差 |
+0.2 -0.4 | +0.3 -0.6 | +0.4 -0.8 | +0.5 -1.0 | +0.7 -1.4 | +1.0 -2.0 | +1.5 -3.0 | +2.0 -4.0 | |
線径 | 1.60(NO.16) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
1.40(NO.17) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
1.20(NO.18) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
1.00(NO.19) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
0.90(NO.20) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
0.80(NO.21) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
0.70(NO.22) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
0.63(NO.23) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
0.55(NO.24) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
0.50(NO.25) | ○ | ○ | ○ |
ラス網
打抜金網
撚り線網