コンベアベルトはあらゆる物を搬送する役割を果たし、その用途により様々な形状のものがあります。ワイヤーコンベアベルトは搬送途中で選別・洗浄・乾燥・焼成・冷却等の連続作業が可能であり、材質が鋼線であるため、温度範囲がー40℃~1150℃と広く、あらゆる作業条件にも適合します。また直線部と曲線部との連結部分でも移り装置を必要としなくなり、すべての工程を一本のラインで連結することもできます。
バランス型コンベア
ワイヤーベルトの最も標準的なタイプで、右巻・左巻スパイラルを交互にクリンプ線で連結構成したものです。ベルト運行上蛇行、歪がなく多方面に利用されています。
ヘリンボンコンベア
巻き方向の異なるスパイラル線を、交互に密着させることで、表面が平滑で目開きが小さくなっています。スパイラル線を連結するロッド線の本数により、NTN-4-3、NTN-4-4の2タイプあります。
菱形コンベア
通常の菱形金網でクリンプ線・直線等のクロスがなく、空間率は最も高くなっています。チェーン付きベルトに適しています。
コンベヤ用ベルトのご選定の際、次の点にご留意ください。
● 用途の特性・・・・・・・・熱処理・冷却・乾燥・洗浄・搬送用など● 搬送品の性質・・・・・・形状・大きさ・重量など
● 駆動方式・・・・・・・・・・スプロケット・チェーン・摩擦駆動など
● 機械装置との関係
•コンベアベルトの巾・長さ
•ネットの走行速度
•温度および熱膨張・張力調整装置との関係
•使用薬液